インフルエンザで自然治癒する期間と方法

毎年、12月から2月にかけてインフルエンザが猛威を振るうことから、11月頃になるとインフルエンザワクチンの供給に関するニュースが取り沙汰されます。インフルエンザはウイルス感染症の一種ですから、ワクチンにより症状を抑えることができますが、特にA型は感染力が強く、発症すると激しい症状をもたらすこともありますので早めの対策が重要です。

インフルエンザウイルスの感染経路は様々ですが、空気中のウイルスが口やのどの粘膜に付着すると20分程度で体内に入り込みます。その後、1日~3日の潜伏期間を経て、高熱や強い全身の倦怠感、食欲不振などの症状を発症させます。この症状は1日~3日程度続きますが、徐々に咳やのど、鼻水といった呼吸器症状や吐き気や下痢といった消化器症状に移り変わり、約7日間で自然治癒につながると言われています。ただし、この期間に安静にして規則正しく生活をしていないと、さらに症状は長引くことになります。

インフルエンザは感染症ですから、自然治癒するためには免疫力を高めることが大切です。したがって、潜伏期間を経て発症した場合には、体を内外から温めることが大切です。例えば、室内温度を上げたり毛布などで体の外側から温めることと、スープや生姜湯などを飲んで、体の内面から温めることがポイントです。

また、インフルエンザを発症すると高熱などの影響で、体力的な負担が大きくなりますから、睡眠をとって十分に休養することが大切です。というのも人間の免疫物質は睡眠中に作られていますから、睡眠不足だと免疫物質が十分に作られないことが考えられるのです。また、栄養価の高いものを食することも、疲れた体にエネルギーを与えてくれますので自然治癒を促すためにはとても有効です。

したがって、インフルエンザが自然治癒により完治するまでの期間は、ウイルスの潜伏期間を除いて10日前後であると言えます。ただし、予防接種の有無や年齢、体調などで個人差があり、必要以上に長引くこともあります。

イチオシのサイト

インフルエンザの潜伏期間について詳細に書かれている記事を発見したので共有します。
インフルエンザ潜伏期間から発症まで

早期に治したい場合は薬を使おう

インフルエンザウイルスは、免疫力の弱い高齢者や乳幼児・小児及び基礎疾患を持っている人に感染すると、完治までの期間が長引くだけでなく、大きなダメージを身体に与え、意識障害や異常行動といったインフルエンザ脳症を引き起こす場合もありますから、早期に直したい場合には抗インフルエンザ薬による治療が効果的です。

抗インフルエンザ薬の中で代表的なものにはタミフルやリレンザがあり、高い治療効果が期待できますが、双方とも下痢、腹痛や吐き気といった消化器系の副作用を引き起こす場合がありますので、医師の指示に従って服用することが大切です。なお、以前タミフルの服用が、小児の異常行動を引き起こすと報道されていましたが、その因果関係は証明されていませんので、医師の指示があれば服用することは可能です。

また、インフルエンザに感染した人の多くが、抗インフルエンザ薬が特効薬だと思い込んでいますが、この薬でインフルエンザを完治させることはできません。抗インフルエンザ薬の効能は、あくまでも免疫力を高めるものであり、自力で免疫力を高めることができない人々に投与されるものです。

その証拠に、海外ではインフルエンザを自然治癒するウイルス感染症として位置付けており、抗インフルエンザ薬の投与は真に免疫力の弱い人にしか処方されていないのが実態です。また、効果があるのは高熱などを発症して48時間以内ですから、鼻水などの呼吸器症状の出た段階で投与してもあまり意味はありません。

いずれにしても、抗インフルエンザ薬がインフルエンザの症状を抑える効果があることは間違いありませんから、高熱が出た時点で医師の診察を受け、早期に直したいことを伝えることが大切です。その上で抗インフルエンザ薬の処方箋が出てくれば、それにしたがって服用することでその症状は早期に軽減されます。